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代表プロフィール
鳥合 紀代 (toriai kiyo )
大東流合気柔術光道
四段
大東流合気柔術の稽古を始めて、14年が経ちました。
と書くと年を経るごとに技の理解が進んでいるかのよう
に聞こえます。
実際は、そう簡単にはいきません。
現代に生まれ、今も同様の環境で生活をしながら
無意識のうちに身につけてきたものを
削ぎ落とす必要があるのですから……
そのためにも、
まずは『気づく』ことが大事です。
いつ、何に、
気づくのかは、
人それぞれあるでしょう。
少し前ですが、
稽古を通して気づかされたことがあります。
恥ずかしい話ではありますが、
「箸で挟んだものを口に運ぶ所作」、
随分前に一度気がつき改めたつもりで
いたのですが、
最後に
口のなかに押し込んでいる自分に
気づきました。
運ぶだけでいいはずなのに、
押し込むという必要ないことを
やっていたのです。
傍目にはきっと
誰も気づかないでしょうが……
しかし、
そうした細かな動きに気づき
正していくことこそ
大切なことと感じます。
なぜなら、
気づいたことを
少しづつ正していくことで、
できないのが当たり前が、
できるようになっている。
そんな可能性を秘めていると思うからです。
現在、両親の住む諫早で少しでも多くのかたに
『大東流の智慧』を伝えていきたいと思い、
諫早市武道館で稽古をしております。
最後に、
コロナ禍を経てなお、
日常化したともいえる
感染症や異常気象により、
リアルな社会活動は自粛気味、
身体づかいもおのずと
小さくなりパターン化すれば、
使っているところとそうでないところに分断が生じ、
身体の全体性が失われてしまいかねません。
このような状況に
個人として、
どう向き合えばいいのか、
今も、誰もが模索中です。
稽古を通してひとりひとりが、
そのヒントを得られればと思っています。
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