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侵さず、侵されず

大東流堀川名人が、

仰っていたそうです。

この、

「相手を侵すことなく、

 自らも侵されない」

とはどんな状態なのか

考えてみる。

たとえば、

型稽古の際、

技をかけようとして、

受け手である相手との間に

ぶつかりを感じたとしたら、

たとえ肉体的な大きな動き

がなくても

それはすでに、

相手を侵していることになる。

さらに細かいことをいうと、

技をかけるほうが、

ぶつからないように、

侵さないように

技をかけようとしたとしても

侵されまいと抵抗する相手を

感じたのであれば、

それは、

「無意識のうちに

   侵してしまった」

ということである。

意識のコントロールが

できていない状態。

これが少しでも

できるように、

堀川名人が仰っていた

「侵さず、侵されず」

の境地をめざして、

私たちは、稽古を続けています。

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