先日、知り合いのコーチと話ていて、
興味を持ったので、
ティモシー・ガルウェイが書いた、
『新インナー・ゲーム』という本を読んだ。
“新”とあるのでおかわりかと思うが、
原著があり、1976年に出版されている。
当時、ベストセラーになった本の改訂版だ。
それにしても、38年前に書かれたものとは
思えない、とても興味深い内容であった。
著者ガルウェイは、プロのプレイヤーのコーチ
もするテニスコーチである。
そして彼が、自身そして他のプレイヤーの
内面で起こることと、技術の上達や試合での
成果との関連性を見出して、実践書として
まとめたものが、この本である。
テニスがベースになっているので、
テニスをしない人には、適しない箇所も多少
あるけれど、稽古中の私の内面に起こった
ことがたくさん書かれていて、テニスをしない人
にも読める内容であった。
ひとは、自分の外側では、仕事をしたり、
ボランティアなどで人と関わったり、
習い事をしたりいろいろと違うことをしている。
しかし、内面では、いつも同じことが起こって
いるのかもしれないと、この本を読んで改めて
実感した。
また、
自分の内面を理解する手立てがわからないと
思っている方には、わかり易く書かれている
ので、とくにお薦めです。