top of page

日本のおもてなし

諫早に帰省する際は、いつもJRを利用

している。

今週もいつものように利用したところ、

私が乗車した車両は、外国人旅行客で

ほぼ満席であった。

日本で、しかも東京でもなく京都でもない、

九州でこんなに外国人ばかりの車両に

乗るのは、初めてだった。

後部は、韓国人ファミリー、

右側は、タイ人の女性4人組。

日本以外のアジアの好景気を、

このような諫早に向かうローカル列車内

で感じることになるとは思わなかった。

そして、このタイの女性たちは、

車窓から見える風景や

車内の写真を撮りまくっていた。

とくに、列車内のワゴンサービスが

興味深かったようで食い入るようにパシャ

パシャと写真におさめていた。

25年前のバブル期の日本人の姿が

そこにはあるように思え、

懐かしくも、微笑ましかった。

それにしても、たしかに、食べ物の

車内販売というのは珍しいのかもしれない。

私も過去、ヨーロッパ、中国、アメリカで

長時間列車に乗ったことがあるけれど

ワゴンサービスはなかった。

今はどうなのかわからないけれど、

私が訪れた約25年前の中国では、

車内ではお茶やお湯のサービスがあり、

駅構内でも、お湯を配っている女性がいた。

しかし、それは、

旅のお楽しみのサービスというよりは、

配給に近かった。

凍えて死なせないための寒さ対策という

切実さのほうが強かった。

日本人には当り前の車内販売も、

外国から来た方々にとっては、

意外と日本の『おもてなし』を感じさせる

情緒あるものなのかもしれない。。

最新記事

すべて表示

TV番組に

久しぶりの投稿です。 突然ですが、 明日夜19:00から TV朝日番組 出川一茂ホランフシギの会に、 古賀武光師範が出演されます。 気で人を投げる達人として 紹介されるようです。 大東流合気柔術光道で稽古し、 古賀師範の技を間近に 見ている門下生であれば、 納得のいくキャプションかと 思われます。 しかし、 ゴールデンタイムの全国放送番組で、 どのような編集がされているのか どういう反響があるのか

草刈り

今朝はいつもと違う 少しひんやりした空気でした。 まだまだ暑さも続きそうですが、 確実に自然は秋へ 向かいつつあるなぁと感じます。 自然が一歩先に秋に入りつつあるなか、 遅れて人間社会の夏があるようです。 そういう意味では、田舎に住んでいると 両方を味わえてお得ですね。(笑) それにしても、 夏は草木の成長が著しい、 私にとっては草刈りありきの日常、 普段よりも天気を気にしながらの生活です。 また

みること

春が一気にすすんで 菜の花が開花しているのを 見て楽しむだけでなく、 今年は摘んで炒め、 食したりしています。 さて、 大東流の稽古では、 「みる」ことが 大事ですが、 これがやってみると 実は、 「みているつもり」 の場合がほとんどです。 これを実感し、 自身の人生を 振り返ったときに、 今まで長い間 なんとなくみて 生きてきたのだなと、 愕然とします。 そして、 慎重さが必要であることを 知ら

bottom of page