身体にたいする
- kiyo toriai

- 2014年7月4日
- 読了時間: 1分
稽古をはじめてから、
自分の身体が徐々に
はたらき出すのを目の当たりにしていく中で、
私の身体に対する意識は変わった。
それまでは、
自分の身体を
歳を経るごとに動きの悪くなっていく
“お荷物”として
捉えていた。
そして、身体が不調を訴えても聞こうともせず、
それどころか、
やっかい者にフタをするかのように、
薬やら他の何かで対処することに終始していた
ような気がする。
これが、
誤っていたことに気づかせてくれた。
身体の声を聞き、能力を引き出せば
身体もうれしがるし、
私を助けてくれるようになる。
言葉にするとあまりにも当たり前だ。
しかし、このことに真に気づいたとき
それまでも、それなりに健康に気をつけていたが、
それとは異なる次元で、
自分の身体を大切にするようになった。
今では、
『最も信頼できる大切な友』だと
実感する。
ある賢者は言う、
『身体は宮居だ、寺院だ。』
稽古を通して、
学んだ智慧のひとつである。

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