先日地下鉄で、稽古に向かう途中、
停車駅でドアが開き、
数人の乗客が乗り込んできた。
その中のひとりに、
目が留まってしまった。
左手におにぎり弁当、右手に箸、
しかもその箸には、食べている途中の
おにぎりがはさまっており、口を
モグモグさせながら何の躊躇もなく
乗り込んできたのだった。
私は、地下鉄やバスの中で、
目に見えないバリアを張るかのように、
周囲の視線を跳ね返し、
平然と念入りに化粧を施している
女性にはもう驚かなくなっていたが、
さすがに、これには驚いた。
若い女性だった。
また私だけでなく、他の乗客かた
がたの視線をも集めていた。
またさらに驚いたのが、
そうして視線を向けている乗客のひとりが、
駅に停車する前から食べていたであろう
と思われるアイスキャンディを頬張りながら、
おにぎり女性に“それはないよね”的
視線をおくっていたことだった。
私にしたら、どちらも同じく
ありえないのだけれど。。
これがまた、
若い女性だった。。
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