大東流の型稽古では、
まず自然体であることが
もとめられます。
ですので、
ついつい
自分の想像する自然体という形
をつくってから
技をかけようとします。
そうすると、
古賀師範より
「かたちをつくらないっ!!」
激が飛んできます。
え?では、どうすればいいのか
わからずにいました。
それが最近、
少し理解できたことがあります。
それは、自然体は、
自分や相手の動きによって、
刻々と変化しつづける。
ということです。
自然体という身体的な
かたちはないのに、
形をつくろうとしていたので、
否!と激が飛んできたのです。
しかも、
よくよく考えてみると
かたちをつくるとは、
ある意味
「過去をなぞる」
行為です。
今なのに、過去をなぞって
どうするんだ!
という激でもあったのです。
また、
自然体とは、
かたちがない、
かたちではないもの、
刻一刻と変化するもの
だとすれば、
自身が体験した自然体を、
後から思考をとおし、
言葉で他人に伝えることが
可能なのか?
伝えられたとしても、
個人的概念でしか伝えられない、
そのような気がして参りました。
今朝は、
こんなことを思いました。(笑)