一昨日、
錦戸先生を講師に迎えて
一般講習会がありました。
この日は、36回目の開催とのことで、
「合気上げ」がテーマでした。
最初に、錦戸先生と古賀先生お二人の
模範稽古がありました。
それから、錦戸先生の解説があり、
稽古に入りました。
錦戸先生のシンプルで明快な解説は、
頭ではよく理解できた気がします。
しかし、そうはいかないのが大東流、
頭でわかっているはずのことを
体現する難しさを
改めて痛感する時間となりました。
そんななか、
合気上げの落としの説明のなかで、
錦戸先生の言葉が耳に入ってきました。
「おさえつけてはいけない、
おさえつけようとする時、
そのひとはすでに崩れている。
崩れているから、おさえつけようとするんだ。」
最後の「落とし」で、
落とそう、投げよう、きめよう
などの我が入ってしまうと、
落としではなく、
おさえつけに変わってしまう。
そういうことを仰っているのではないかと
思いました。
先生の一言一言が、
とても意味を持って感じられる
そんな冬の一般講習会でした。