top of page

美しい受身をとるには

大東流の型稽古で、

相手から態勢をくずされ

受身が必要となる場合、

上級者になると

その受身の取り方が

美しい。

武道や武術をやったことがない人が

見てもそれは一目瞭然だ。

私も早く美しい受身がとれるように

なりたいと思っていた時期があり、

「どうやったらそんな美しい受身が

 取れるのですか?」

と美しい受身がとれる先輩たちに

たずねていました。

ところが、

先輩たちの多くは、

「気がついたらできていた。」

と私からすると

答えにならない答えをされ、

悶々としたときもありました。

そのうち、

稽古を続けていたら

私もできるようになるのかな。。

と思うようにしました。

そのあとは受身の取り方について

意識しなくなりました。

そして、ふと最近

以前よりはましな受身が取れている

ような気がして、

なぜだろう。。

と漠然と思っていたところ、

ある動画を見ていて気づきました。

それは、

「相手から伝わる力を、

 見続けられているか否か。」

美しい受身がとれているひとは、

相手からの力を

最後まで見続けることができている

ように感じたのです。

初心者は、

身体を崩された段階で、

無意識に、

その後に続く受身をとることに対し、

「どうしよう、痛そう」

などの思いが先行してしまい、

いつの間にか相手よりも自分に

意識が向いてしまいがちです。

そして、その時点で、

相手から伝わる力を見失っています。

美しい受身のとり方について、

今日は、

勝手にそんなことを思いました。(笑)

最新記事

すべて表示

春が一気にすすんで 菜の花が開花しているのを 見て楽しむだけでなく、 今年は摘んで炒め、 食したりしています。 さて、 大東流の稽古では、 「みる」ことが 大事ですが、 これがやってみると 実は、 「みているつもり」 の場合がほとんどです。 これを実感し、 自身の人生を 振り返ったときに、 今まで長い間 なんとなくみて 生きてきたのだなと、 愕然とします。 そして、 慎重さが必要であることを 知ら

令和4年度諫早稽古会の 最後の稽古では、 一つの型を座りで一人づつ 古賀師範が稽古を つけて下さいました。 しかし、 この日はなぜでしょうか。 古賀師範の手を掴む前から 師範からただならぬ気が 醸し出されていたように感じ、 私の防衛本能からか、 腹の底から声にならない声が 自然と出てきたのです。 そして、掴んだとたんに 普段はでないような 野太い声がわが身から発せられ、 不思議な感じがいたしました

近所に養鶏所が何か所かある。 その入口に自動販売機で、 にわとりの卵が 新鮮たまごとして 販売されていている。 わかりやすく言うと、 「生産直売所」。 にわとりの姿は全く見えない。 工場外からウィルスや菌を 持込む小動物が侵入しないよう 窓も見当たらない。 外観からは、 とうてい多くの生き物が 暮らしているとは想像できない。 車で横を通ると 購入している人の姿をよく見かける。 そのたびに、 このよ

bottom of page