大東流の型稽古で、
相手から態勢をくずされ
受身が必要となる場合、
上級者になると
その受身の取り方が
美しい。
武道や武術をやったことがない人が
見てもそれは一目瞭然だ。
私も早く美しい受身がとれるように
なりたいと思っていた時期があり、
「どうやったらそんな美しい受身が
取れるのですか?」
と美しい受身がとれる先輩たちに
たずねていました。
ところが、
先輩たちの多くは、
「気がついたらできていた。」
と私からすると
答えにならない答えをされ、
悶々としたときもありました。
そのうち、
稽古を続けていたら
私もできるようになるのかな。。
と思うようにしました。
そのあとは受身の取り方について
意識しなくなりました。
そして、ふと最近
以前よりはましな受身が取れている
ような気がして、
なぜだろう。。
と漠然と思っていたところ、
ある動画を見ていて気づきました。
それは、
「相手から伝わる力を、
見続けられているか否か。」
美しい受身がとれているひとは、
相手からの力を
最後まで見続けることができている
ように感じたのです。
初心者は、
身体を崩された段階で、
無意識に、
その後に続く受身をとることに対し、
「どうしよう、痛そう」
などの思いが先行してしまい、
いつの間にか相手よりも自分に
意識が向いてしまいがちです。
そして、その時点で、
相手から伝わる力を見失っています。
美しい受身のとり方について、
今日は、
勝手にそんなことを思いました。(笑)