top of page

絵の声を聴く

先日、

久しぶりに美術館に画を観に

行って参りました。

当日最終日だったので

混雑は予想していたものの

予想以上に長蛇の列、

2時間待ちの札が出ていて、

びっくり!

どうなることやらだったけれど、

実際は1時間程度で入ることが

できホッとしました。

それよりも、

画の素晴らしさに引き込まれてしまい、

かじりついて観てしまいました。

退場後、引き込まれた感覚のまま

ポストカードや図録その他

グッズ販売コーナーに向かいました。

ところが、

残念、、

その引き込まれた感覚とは異なる

別物しか販売されていなかったのです。

いくらコピーやインターネットの技術が

進んだとしても、本物とでは違うのだ

と頭ではわかっていたはずが。。

今回は、

余りにもその差が大きいと

感じたのでした。

そういえば、

入場してすぐに壁に掲げられていた

作家からの

『本物、生の絵を美術館で観ることの

 意味とは、絵からの声を聴きに行く

 ことなのです。』

というメッセージを思い出し、

私はどんな声を聴いたのだろうかと

思い起こしながら、得心した。

佐賀県出身の

池田学さんのペン画です。

最新記事

すべて表示

春が一気にすすんで 菜の花が開花しているのを 見て楽しむだけでなく、 今年は摘んで炒め、 食したりしています。 さて、 大東流の稽古では、 「みる」ことが 大事ですが、 これがやってみると 実は、 「みているつもり」 の場合がほとんどです。 これを実感し、 自身の人生を 振り返ったときに、 今まで長い間 なんとなくみて 生きてきたのだなと、 愕然とします。 そして、 慎重さが必要であることを 知ら

令和4年度諫早稽古会の 最後の稽古では、 一つの型を座りで一人づつ 古賀師範が稽古を つけて下さいました。 しかし、 この日はなぜでしょうか。 古賀師範の手を掴む前から 師範からただならぬ気が 醸し出されていたように感じ、 私の防衛本能からか、 腹の底から声にならない声が 自然と出てきたのです。 そして、掴んだとたんに 普段はでないような 野太い声がわが身から発せられ、 不思議な感じがいたしました

近所に養鶏所が何か所かある。 その入口に自動販売機で、 にわとりの卵が 新鮮たまごとして 販売されていている。 わかりやすく言うと、 「生産直売所」。 にわとりの姿は全く見えない。 工場外からウィルスや菌を 持込む小動物が侵入しないよう 窓も見当たらない。 外観からは、 とうてい多くの生き物が 暮らしているとは想像できない。 車で横を通ると 購入している人の姿をよく見かける。 そのたびに、 このよ

bottom of page