大東流の型稽古で、
うまくいかない小さな同じ動きが
続いたとき、
ついつい、うまくいかない小さな動きに
集中しすぎてしまい、
今度は、全体を見失うことで
技がうまくいかなくなる。
稽古では、これの繰り返しです。
それでも、
すべてがうまくいった数少ない
体験をしたとき、
肉体で感じる力を感じず、
あまりにスムーズに相手が動くので、
驚きます。
本人があっけにとられ、
うまくいった現実をすぐに受け入れる
ことができないくらいに。。(笑)
でも、大丈夫。
残念ながらその状態は、
長くは続きません。
また、もとのうまくいかない状態に
すぐ戻ります。(苦笑)
なぜなら、
うまくいった時の
一般で言う、
『手ごたえ』
が、大東流(合気系)にはないからです。
そんな難しさもありますが
大東流の稽古では、
技でうまくいかないことが続いた
としても、
その過程でいろいろな気づきを
与えてくれます。
それは、技にとどまりません。
やり続けているのは、
こういうご褒美があるというのも
ひとつの理由です。
感謝。