大東流の稽古を続けることで
わかったこと。
それは、
『最大の敵は、
自分である。』
ということだ。
自らの誤った方向性への
努力が敵の強さを
さらに盤石なものに
してしまっている。
その時は、
そうなっていることに
全く気づいていない。
それどころか、
逆に
努力が積み上がっている
とすら思っている。
そうすると、
どんどん苦しくなる。
それなのに、
それも修行だと言い聞かせ、
盲目的に続けてしまい
結局技も行き詰まっていく。
そしてようやく
それまでの努力が
自分のためになっておらず、
逆に敵の強化に
繋がっていたのだと
わかったとき。。。
それは、
静かな晴天の霹靂である!
そして、その時
自分が自然体である
ことに気づいたのだった。