先日機会があり、
霊巌洞を訪れた。
その名のとおり、山の中にある
岩窟だった。
ここで、宮本武蔵がかの有名な
兵法の書である『五輪書』を書いた
とされる場所である。
山中の禅寺の敷地奥にあり、
訪れた時は、人も少なかった。
霊巌洞から眺める景色は素晴らしく
他に人も居なかったので、
坐って少し瞑想をした。
武人が籠っていた場所なので、
もっと荒々しい感じがするのかと
思っていたら、
予想外に、
静かで穏やかな感じで包まれていた。
なんと心地のよい!
この場所で、
五輪書の執筆をはじめた時、
武蔵は齢六十歳であった。
その二年後には、この世を去っている。
もしかしたら、
この場所で、武蔵も、
静かで穏やかな心境にいたり、
晩年を過されたのかもしれない。。
肝心の『五輪書』は、
数年前より、
いつか読もうと思いながら
未だ読めていない私である。
急がずに時期が来たら読もうと
スタンバイの状態が続いている。(笑)