top of page

猫の殺気

先日、

自宅を出てすぐの道路の路肩を

歩いていたところ、

遠く離れた反対側の路肩から猫

が近づいてくる。

やけに緊張感を漂わせていると

感じて、よく見ると口に何か

くわえているようだ。

でも何なのか遠くてはっきり

見えない。

何をくわえているのか気になり、

立ち止まって、じっと見ていた。

すると、目線を合わせられる

距離まで近づいたところ、

私のほうを見据え殺気を飛ばし

てきた。

その殺気を感じならが、

思わず笑ってしまった!

なぜなら、

口にくわえていたものが、

雀やねずみなどの捕獲動物ではなく

「ちくわ」だった、

からだ。

『殺気とちくわ』

この落差と、

猫の健気な可愛らしさに

やられてしまったのだ。

しかし、人間が与えたちくわだと

思うけれど、その場で食せずに、

危険を冒してまで、

殺気を飛ばしながら

運ぶ先とはどこなのか。

恐らくその先には、

お腹を空かせた子猫たちが

待っていたのではないかと思った。

それにしても、

あの只ならぬ寄せ付けない殺気、

私も見習わなくては、

と身を引き締めながら、

稽古に向かった。

最新記事

すべて表示

令和4年度諫早稽古会の 最後の稽古では、 一つの型を座りで一人づつ 古賀師範が稽古を つけて下さいました。 しかし、 この日はなぜでしょうか。 古賀師範の手を掴む前から 師範からただならぬ気が 醸し出されていたように感じ、 私の防衛本能からか、 腹の底から声にならない声が 自然と出てきたのです。 そして、掴んだとたんに 普段はでないような 野太い声がわが身から発せられ、 不思議な感じがいたしました

近所に養鶏所が何か所かある。 その入口に自動販売機で、 にわとりの卵が 新鮮たまごとして 販売されていている。 わかりやすく言うと、 「生産直売所」。 にわとりの姿は全く見えない。 工場外からウィルスや菌を 持込む小動物が侵入しないよう 窓も見当たらない。 外観からは、 とうてい多くの生き物が 暮らしているとは想像できない。 車で横を通ると 購入している人の姿をよく見かける。 そのたびに、 このよ

お盆前で日中は、 暑さに気が遠くなりそうな日が続きます。 ですが、 同時に早朝や夜は少し秋の気配も感じます。 自然は確実に秋に向かっています。 今年は、自宅の庭木も成長が著しく、 屋根近くまで枝が伸びている木々もあります。 そうすると、 去年までは、 庭にまばらに居た黒トンボたちが、 新たにできた薄暗い木陰に一団となり 生息するようになりました。 朝、慌ただしくサッシを開けると、 その一帯に、 ヒ

bottom of page