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今となっては

少し前、

実家でテレビを見ていたら、

父が、楽しそうに笑いだした。

ただ風景が映し出されているだけ

なのに?

である。

(世界の街を歩き周る番組です。)

年老いた父は、日頃

テレビを見ていて、笑いがずれることが

あったりするので、あまり気にしないよう

しているけれどこの時は、

あまりにも楽しいというか、

可笑しみを含みたまらない感じで、

私にまで笑いが伝染してくるほどだった。

いつもとは違うので、

私も笑いながら、

何がおかしいのか聞いてみた。

すると、

数十年前、父は仕事で、

ちょうどテレビに映し出されていた

オーストラリアのシドニーに寄った

ことがあり、

その時のことを思い出した

とのことだった。

当時、遠洋漁業に携わっていた父は、

漁場の交渉にあたっていたが、

結局、その漁場は、

交渉時、別次元で、

国が、先住民族アボリジニへ

正式に返還することを決めたため、

交渉決裂となったのだった。

その漁場は、アボリジニにとって

聖なる場所でもあったらしく、

断念したそうだ。

オーストラリアの青い空、青い海、

美しい街並みは、きっと当時も今も

変わらない。

そんな昔から変わらない自然の映像を

見ていて、当時のことが思い起こされた

のだろう。

私も初めて聞く話だった。

まるで遠い昔話でも聞いたかのような

感じがした。

恐らく、

交渉決裂した当時は、

父も笑うどころではなかったはずである。

だからこそ、今となっては逆に

可笑しくてしょうがなかったのだろう。

そこまでは、

話してくれなかったが(笑)

父の昔話は、つづく。。。きっと

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