先週末は、宗像市鐘崎に住む知り合いが、
町おこしのイベントを企画したので参加した。
鐘崎漁港を出発し、周辺を徒歩で巡った。
古くから海からの恵みで町が成り立っているせいか、
ワンブロックごとに恵比寿さまが祀られている。
よく見ると、仏さまお地蔵さま招き猫もいる
なんでもありの自由な感じであった。(笑)
それから、
玄界灘に面した宗像五社の一つでもある
織幡神社を詣でた。
石段を上がった丘の頂上にお宮があり、
玄界灘を一望できる眺めのいい場所であった。
昔のひとが、この場所から海の状況を把握して
いたのだなあと、思わせるところでもあった。
また、ちょうど神社の入り口では、
地元の「四十四賀」という厄除け祭りの山車が
出発するところで、厄年を迎える仮装した男女や
家族やら近所のひとやらで、賑わっていた。
そして、山車についていきながら、
振る舞い酒とつまみ(するめ・いりこ・昆布)
をいただいた。
和やかなお祭りであった。
それから、港に停泊している漁船に乗せてもらい
船内を見物した。
採る魚は、一船一種類だと思っていたら、
そうではなく、採る魚の種類によってアタッチメント
を変え、漁場にでるとのことだった。
陸上で例えると、ウニモグのようだなと思い、
こっそり笑った。
(すみません、マニアックで。。。)
最後に、織幡神社の岩場に生息している
『ミサゴ』(別名:魚鷹)という魚を捕食する鳥
について説明があった。
ミサゴは、上空から海中を泳ぐ魚を捕えるときに、
魚の後方より近づき捕えると、捕えたまま魚を海中
で泳がせ、その推進力を生かして上空に引き上げ
るということだった。
下手をすれば、海中に引きずり込まれかねない
リスクを伴う技だが、こうした相手の力を活かす
というのが、大東流の技にも通じるように感じて、
とても興味深かった。
鐘崎は、
自然と人と神さまが、
睦まじく共生している
そんな豊かなところであった。