先日、
稽古をとおして、
日常生活を振り返ってみたときに、
指先を意識せず行動している自分に
気づき、驚いた。
何十年もそうやっていたかと思うと
愕然とした…
と、言うほうが正確かもしれない。
そこで、歩くときにも
座るときにも
指先に意識を向けるようにしている。
しばらくして、
指先に意識を向けると、手に力が宿る
のがわかるようになってきた。
別に力を入れているわけでもないのに。
…ということは、
それまでは、指先から力が抜けたまま
身体を動かしていたとういうことである。
力が入らない、
妙に疲れる。。
稽古をする前の私によく自覚症状として
あったこれらの原因のひとつだったのかも
しれない。
もし、稽古をしていなければ、
きっと、年齢のせいで片づけてしまい、
身体の動かし方を変えるという考えすら
思い浮かばず、仕方なく不快な日々を
送っていたことだろう。
と思うと、こうして今、
大東流の恩恵を授かる機会を得て、
本当にありがたいと思う。
それにしても、
一つ穴を塞いだとして、
指先以外にもまだまだ身体のどこかは、
無意識に緩み続け、力がもれているところが
きっとありそうである。
さあ、次に見つかるところが、
何処なのか、
楽しみである。。