令和4年度諫早稽古会の
最後の稽古では、
一つの型を座りで一人づつ
古賀師範が稽古を
つけて下さいました。
しかし、
この日はなぜでしょうか。
古賀師範の手を掴む前から
師範からただならぬ気が
醸し出されていたように感じ、
私の防衛本能からか、
腹の底から声にならない声が
自然と出てきたのです。
そして、掴んだとたんに
普段はでないような
野太い声がわが身から発せられ、
不思議な感じがいたしました。
この状況では、
自分に向かってくる相手と
接戦し続けている状態。
あくまで稽古ですから、
師範に加減してもらい
この状態をつくって下さっています。
(最後は、投げられますけどね。)
そうでなければ、一瞬で投げられて
しまっています。
そしてなぜ、「キャー」という
甲高い声じゃないのだろうか。
という考えも浮かんできました。
やはり、そこに警戒心があり続けて
いるか否かの違いではなかろうか。
甲高いキャーの状況では、
例外もあるでしょうが恐らく、
パニック状態のため心がなくなっている。
そのままでいると、
きっとそのまま
やられてしまうでしょう。
そして、自分の身を護るためには、
パニック状態から復帰するか
もしくは、そもそもパニック状態に
陥らないようにするのか。
そのためには、やはり
いつなんどきも
「平常心」が必要だということに
思い至りました。
結局のところ、
基本に行きついた次第です。
本年もどうぞ宜しく
お願い申し上げます!
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