近所に養鶏所が何か所かある。
その入口に自動販売機で、
にわとりの卵が
新鮮たまごとして
販売されていている。
わかりやすく言うと、
「生産直売所」。
にわとりの姿は全く見えない。
工場外からウィルスや菌を
持込む小動物が侵入しないよう
窓も見当たらない。
外観からは、
とうてい多くの生き物が
暮らしているとは想像できない。
車で横を通ると
購入している人の姿をよく見かける。
そのたびに、
このような閉塞した環境で
育てられたにわとりの卵は、
本当に新鮮なのか。
いつも疑問に思う。
このように感じるようになってから、
私は工場ではなく、
地べた平飼い鶏のたまごを
買うようにしている。
また、この時期
鳥インフルエンザが流行ると
数万数十万のにわとりが
処分される。
ニュースを見るたびに
いたたまれない気持ちになる。
人間の都合で、工場に密集させられ、
人間の都合で、大量に処分される。
運が悪かったといって、
このようなことが冬の風物詩のように
繰り返されていいのだろうか。
これも疑問のひとつである。
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