先日夜、
犬の散歩に出かけた。
しばらくして、
少し先の道路わきの
草陰から
「カサカサ、カサッ」
と音がする。
その音が
「バサバサッ」
と大きくなり、
「キィキィッ」
と鳥の声が聞こえてきた。
たしか、この近くの
道路下の用水路を
ねぐらにしている
シラサギがいたはず。
そして、
それが悲鳴に変わった。
これはなんとかしなくては、
ぼんやり思ったところ、
飼い犬も危機を察知して
悲鳴のほうへズンズン
近づいていく。
リードに引っ張られ
私も近づく。
しかし、
道路下にある用水路内が
真っ暗で見えず、
手に持ったランタンを
音の聞こえる方向へ向け、
「こらっ、こらっ」
と声で威嚇するのが
精一杯だった。
繰り返していると
そのうち、悲鳴が止み
草陰から音がして、
四つ足の動物が
一瞬こちらを見てから
反対側に、
去っていく気配があった。
あきらめたようだった。
そして、静かになった。
自然界に起こることに、
人間が介入する必要は
ないかもしれない。
しかし、
近くで聞き続けると、
「悲鳴」に、
動物と人間の違いはないと感じ、
この状況を変えなくては、
と動いていました。
ただし、
悲鳴が止んだあとは、
自然の成り行きに
任せました。
(ゴメン、シラサギさん。。。)
そして、
犬の散歩を再開しました。
しかし、
なんとなく犬も
テンションが下がったのか、
いつもの三分の一くらいの
ところで、Uターンし
そそくさと
家に戻ったのでした。
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